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2025.09.12 お知らせ

こだわりの強い子どもたち〜数字編〜発達障害の気質を持つ子どもたち

今回は「数字へのこだわりが強く出る子どもたち」の特徴や事例について、教育現場での経験をもとにお話しします。

発達障害の特性の一つとして「曖昧さを嫌う」「具体的な情報を求める」という傾向があります。特にASD(自閉スペクトラム症)の気質を持つ子どもでは、時間や数字に強いこだわりが見られることが少なくありません。

曖昧な表現が不安を生む



私の以前勤務していた通信制サポート校でのこと。
ある生徒に時間を聞かれたとき、時計は11:50でしたが、私は「12:00だよ」と答えました。

すると別の生徒からすぐに、
『何言ってんの、11:50だよ😂』
と笑われてしまいました。

大人にとっては「あと10分で12時」という感覚的な答えでも、こだわりの強い子どもにとっては事実と異なる回答=誤情報になります。こうした曖昧さは強い違和感や不安を引き起こすのです。

「後でね」が通じにくい理由



「後でね」という表現も要注意です。
こうした子どもは「後でって5分後?10分後?1時間後?」と確認してきます。

これは、時間感覚の曖昧さを受け入れるのが難しく、「具体的な見通し」がないと安心できないためです。

そこで私は、
『10分後に○○ちゃんのところに行くから待っててね』
と伝えるようにしています。
時間を具体的に示すことで、子どもは安心して待つことができます。

約束の時間を守る大切さ



授業が12:00に終わる予定でも、つい「あと少し」と思って12:03まで延ばしてしまうことがあります。
すると必ず、
『先生、もう時間過ぎてます‼️』
と指摘が入ります。

これは単なる几帳面さではなく、「予告と現実が違う」ことに対して強い不安を抱くためです。ASDの特性として「見通しの変化に弱い」ことが挙げられますが、時間へのこだわりはその一つの表れといえます。

そこで私は、
『12:00を過ぎちゃったけど、あと3分だけ時間をちょうだい』
と必ず言葉で補足するようにしています。
こうすることで「不確定な延長」ではなく「3分」という具体的な見通しに変わり、安心感につながります。

日常生活でのトラブル例



例えば家庭でも、19:48に「早くお風呂入りなさい」と声をかけても、子どもが「20:00に入る」と決めていたら強く反発することがあります。

これは「自分で決めた数字・ルールを守りたい」という気持ちの表れであり、反抗心ではなく「安心のためのこだわり」と理解する必要があります。

数字への独自のルール



以前、数字の「2」に強いこだわりを持つ生徒がいました。
リュックは2個、ペットボトルも2本。

ある日、珍しく1本しか持っていなかったので理由を尋ねると、
『これは2リットルです‼️』
と答えてくれました😂

一見ユーモラスですが、本人にとっては「数字へのこだわり」を一貫して守っているのです。

まとめ



数字や時間へのこだわりは、発達障害の気質を持つ子どもによく見られる特性です。

・曖昧な表現を避け、具体的に伝える
・時間を守る、あるいは変更時には補足説明をする
・こだわりを単なる「わがまま」と捉えず、「安心のための工夫」と理解する

こうした対応が、子どもたちとの信頼関係を築くうえで非常に大切です🙂

ちなみに、織田信長も数字に強いこだわりがあったと伝えられています。歴史的な人物にも同じ傾向があったと思うと、少し親しみやすく感じませんか?😝

それではまた次回、別の事例をご紹介します😁👍🌈

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