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変えられないのは過去と他人、変えられるのは未来と自分!

2018.09.21 お勉強ネタ

「わり算」は割ったらいかん!【数学の勉強のやり直しに】

前回、意味不明の代表例として挙げた「÷小数」について考えていきます。

(例1)
 10÷0.5 = 20

「①2個に分ける」の意味は分かっても「②0.5個に分ける」は
言葉として破綻しており、噴飯ものです。


割るという言葉に小数は似つかわしくありません。
正直この表現そのものを変えた方がよさそうなものですけどね。


なんだかこの辺りは、計算すれば正解はでるんだから、と
意味論を考え抜くことを巧妙に避けて通るケース
多いような気がします。


それはそれで、処世術としては正しいと思いますが、
今回はあえてネチネチ考えたいと思います。



意味を考えて①と②両方に通じる表現に読み替えみましょう。


まず分かっている①の表現から変えていくと、
(例2)
① 10÷2 = 5
10を2個に分けると→5)
10が何かの2個分としたら、その1個分は?→5

このように変えられますね。
ポイントは分けるというより、1個分に変換する、という操作ですね。


では②を同様に変えてみましょう。
(例2)
② 10÷0.5 = 20
10を0.5個に分けると→はあ?!)
10が何かの0.5個分としたら、その1個分は?
 →何かの半分なんだからその何かは10の2倍だ!→20


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「わり算」は「割る・分ける」ではなく
「1個分に戻す」、で考える!

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こういう感じで読み替えができます。
いかかですか?


ただこれは特に目新しい発想ではなく、
割り合ででてくる「もとにする量」
求めるときのとても基本的な考え方です。


だから実際小学生でもわかっている子は
わかっています。ただ、小学生の段階で今までの
「わり算のロジック」が書き換えられたと、
認識している人はあまり多くないでしょう。


だからふいに、「÷0.5」ってあらためてなんだ?
と考え出すと、ドツボにはまるのです。


学校の勉強は数千年におよぶ人類の知識や知恵の歴史を、
駆け足で追体験するものなので、
こうしたルールやロジックの読み替えというのが
案外頻繁におこります。


(例)
・正の数のみ→マイナス登場、正負の数
・原子が物質の最小単位!→電子や中性子などの量子力学


悲しいかな、前の概念を熱心に勉強するほど、
読み替えが起きた時に、混乱するんですよね。




ロジックの読み替えというのは、
結構、抽象度の高い知的な概念操作なので、
これを意識的にできるようにする、というのは
ちょっと難しいかもしれません。


しかし、よくあることなので、
こういうことがあるんだ、と
心にとめておくだけでも、無用の混乱は
避けられる
かもしれませんね。


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藤沢学習センターでは、平成31年度の新1年生の募集を行っています。
そして転編入を希望する生徒の募集を併せて受け付けております。
ご興味のある方は、個別に相談会を設けておりますので、ぜひご連絡ください。
(個別相談会は予約制となっております。)
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