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池袋サンシャインキャンパス(東京

鹿島学園の最初の学習センター/since 2004

2021.06.02

【中学生】学力以外のことで勝負することの価値

                イラスト・池田マキ(シティーキャンパスOG)





学力や学歴で戦うことが難しい時代になりました。


昭和の時代は三流大学を出てもそこそこ有名企業に入るケースは多かったものですが、現在は違います。


かなり頑張って、明治大学とか青山学院あたりを卒業しても、有利な就職は全く保証されません。

最近の大学生たちもそれはよくわかっています。わかっていないのは大人の方です。

有名な大学に子どもを入れたのに就職先が将来性に乏しい企業や無名の中小企業でショックを受ける親は多いようです。



例えば、青山学院から一番多く就職する会社は全日空です(コロナ前の2019年度が41名)


コロナ前から全日空は決して優良な会社ではありませんでしたが、倒産はしないと多くの人は考えています。しかし、コロナが始まって従業員の仕事がありません。


3500人のリストラ計画を出し、残った社員はスーパーや家電量販店などの外部の店舗へ出向させられ、ついに2021年度の採用はゼロになりました。


そんな現実を知らない昭和生まれの大人たちは、令和時代の中学生にも昭和と同じような言い方で


「それでも勉強がんばれ」


といいます。


中高生は勉強かスポーツでしか評価されないと考えているからです。


あるいは、自分も頑張ったからお前も頑張るのが当然という理由です。


多様な価値観を見失っているのは大人の方かもしれません。


受験勉強の成功はこれからの時代も人生を保証するでしょうか。





信じてがんばった有名大学の学生の現実はあまりに苦境です。


勉強を頑張った人たちが、報われていません。


そして、みんなが勉強をがんばれるわけではありません。


マイケルサンデル教授※が唱えるように学力も偏差値も学歴も、運命に左右される側面が大きく、本人の努力や実力よりも生まれた環境によるというのが定説です。


では、そもそも学力で勝負できないほとんどの人はどうしたらいいでしょうか?







方法は1つしかありません。


勉強以外のことで勝負できる分野をもつことです。


自分の得意分野で世の中に貢献することです。


学歴や学力や運動能力だけが勝負の舞台ではありません。


人生の舞台は他にいくらでもあります。


例えば、ゴールドバーグ教授※の研究では個人の「性格」も磨けば武器(=強味)になると提唱しています。


ビッグファイブ理論といい、社会で求められる性格を5つに分類し強味を見出す手法は心理学だけでなく経済学の分野に及び、世界中の企業採用や人事に影響を与えています。


他にも、これまで存在しなかった職業は日々誕生しています。


アプリ開発、各分野のユーチューバー、ノマド、eスポーツプレイヤー、インディーズバンドなど、仕事とは思えなかったものが仕事として成立しています。


ここ10年でデジタル技術は巨大な労働市場をいくつも創出しました。


これからの10年も多くの職業が年々倍々の勢いで誕生するのは間違いないでしょう。







古いタイプのデザイナーたちは退場させられます。


そしてその数百倍のデザイナーが誕生しています。


かつての一流デザイナーと同等なことがMacで誰でもできるようになったからです。


ファッションの製造方法も販売方法も次々に変わり世代交代が始まっています。


アーティストはプロが苦しみ、アマチュアが楽しんでいるようにみえます。


古い価値観は次々に退場し、新しいスタイルを提唱する若手が支持されます。




そうです。


学歴や学力だけが価値ある人生というわけではなくなっているのです。


まして、サラリーマンが最高という昭和の価値観は急激に変わっています。


アルバイトの時給は1500円を目指して上昇します※


同一労働同一賃金の原則に従い、厚労省はガイドラインを出して取り組んでいます。


月給を受け取り続けることだけが価値ある人生という思想は、急速に退化しているようです。


終身雇用は転勤・出向・役職定年・リストラなどの形で事実上崩れています。


古い価値観に希望がなくなり、ささやかな夢を見るくらいの人生にチャンスが多く生まれていることは確かです。


中高生にとっての良い環境とは、個人のあらゆる才能や将来性の芽を摘まないことが必須条件となるでしょう。


中学校や高等学校は昭和の価値観ほぼそのままに、古くて固い考え方をします。


令和時代の子どもにとって古さとミスマッチになるのは必然かもしれません。


勉強で勝負してもいいが、勉強以外のことで勝負できることが大切な時代になる、という主張はすでに多くの新刊本によっても記されていますので今更といった感はありますが、実践することは簡単ではありせん。

もしかしたら難しくしている最大の責任は全日制の高等学校にあるといえるかもしれません。

自由にのびのびと、勉強と運動以外のことを伸ばしてくれる全日制の高等学校(特に普通科)などないように思えてしまうのは点数主義の固定化された古いシステムをアップデートできない体質にあるのでしょう。


シティーキャンパスは、通信制高校の存在意義は全日制の受け皿としてではなく勉強以外の才能を拓くことにある、と考えています。


ここまで読んでいただいた方はき多少のご理解はいただけたものと思っています。


シティーキャンパスは、ここまで読んでくれた中学生の入学を心から望んでいます。


高校卒業資格はできる限り少ない負担で取得し、


勉強以外の才能を開かせる環境をもつ特別なキャンパスです。


最後まで読んでくださってありがとうございます。


学校見学の際は「勉強以外のことをがんばりたい」と言っていただければ、


シティーキャンパスの合格内々定がついてくるでしょう。






※マイケルサンデル教授・・・「ハーバード白熱教室」「正義の話をしよう」「実力も運のうち」などで知られるハーバード大学教授

※ゴールドバーグ教授・・・ビッグファイブ「性格力」を提唱した心理学者。

※時給1500円・・・全労連が求める時給 2020年に東京で最低自由は1000円を超え1013円。




2021年6月2日(水)

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