※写真は池袋駅東口・西武百貨店本店の屋上からサンシャイン方面













いま、就職バブル。


東京都の高卒求人をする会社（正しくは企業といいます）は4000社！


これ、異常。


どんな会社が募集しているかは、7月1日から公開されます。


そして、８月に会社訪問（いわゆる就職活動）です。


高校生は１人１社しか内定を受けてはいけないという、


最悪のルールがあります。


これは、すべての人に就職の機会を行きわたらせるという、


就職が厳しかった時代のなごり。













就職には２種類あります。


「一般職」と「総合職」です。


一般職は、転勤がない代わりに給料は20万円に全然届かない。


総合職は、転勤があって給料が年々上がってゆく。


そして、高卒の就職は、ほぼほぼ一般職！　これが現実。






インフラ系の総合職などは多少はあるのですが、


そういう就職は、商業高校で３年間を無遅刻無欠席の人がもっていきます。


通信制高校生に回ってくる就職の多くは、


飲食店などのサービス業と、


引っ越し業などの流通業（力仕事）。


事務系はほぼない。


就職して欲しい！という企業はたくさんあれど、


都内で一人暮らしができるような会社は滅多にありません。


あるとすれば残業の多い会社です。





わずかながら、いい就職もあるのですが、


一般的な高校教員だと、そういった企業を探すための、


方法を知らない場合が多いでしょう。


ハローワークの職員も、そこまで熱心に寄り添ってくれません。






そうすると高卒で就職するのに向いている人は、


「ずっと15万円程度の手取り給料でもいい」


という人に限られます。








高校生にとって、15万円は大金かもしれませんが、


都会で自立した大人を目指すなら、かなり厳しい金額といえます。


企業を見る目のある教員がいればいいのですが、


そうでないと、就職はあまり積極的にお奨めできる進路ではないかもしれません。








ただし、仕事の内容が、将来のキャリアになる、転職に有利になるならOKです。


例えば、調理の専門学校に行くのではなく、


調理の現場で知識と技術を身に着け、


2年計画で調理師免許をとり、プロを目指すといった方法です。


就職を検討するなら、給料だけでなく、


そういった長期のキャリアプランを考えてみるのはアリです。















2019年6月18日（火）

鹿島学園・鹿島山北高等学校連携施設

池袋サンシャインキャンパス

原宿表参道シティーキャンパス

渋谷駅東口シティーキャンパス

新宿駅西口シティーキャンパス

崎山潤一郎