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2018.10.19 お勉強ネタ

「できる」の究極レベルとは?【数学の勉強のやり直しに】

前回のお話はいかがかでしたか?

意識・無意識、有能・無能が入れ替わり立ち代わり
するところが、この造語の面白いところですが、
最終的に「できる」ものは意識されないレベルまで
達するというのがミソですね。


今回はその先、「できる」の理想的目標・究極レベル
について話をしていきたいと思います。


一旦おさらいです。
-----------------------
(レベル1)
【無意識的無能】(分からないからできない)
(レベル2)
【意識的無能】(分かっているけどできない)
(レベル3)
【意識的有能】(考えればできる)
(レベル4)
【無意識的有能】(考えなくても、自然にできる)

-----------------------

考えなくても、自然にできる」なんて無茶だよ、
と思うかもしれませんが、普段「あたりまえ」に
使っているものが、レベル4の域に達しているものです。


この文章を読んでいる人なら、日本語は(それなりに)
使えると思います。これこそ「自然にできる」ものですよね。

中学数学や高校数学における、九九や足し算も
そうしたレベルのものでしょう。
できる」前提で、それらは扱われますし、
実際できる生徒がほとんどです。


なぜできるかといえば、飽きるほど繰り返して
やっているから。要はやはり演習量なのです。






では一転翻って、この「あたりまえ」にできることを
どうやったらできるの?」「なぜできるの?」と
説明を求められたらどうでしょう。


レベル4に達した知識のことを「暗黙知」といいますが、
「できる」反面、当たり前になりすぎて、
どうやって自分ができるているか、
すら意識に上らなくなることがあります。


これを意識下に引き戻してやるのです。
「なぜできているか?」を考えて、
それに言葉を与えていくわけです。


「無意識にできる内容(暗黙知)を意識化する、言語化する」
これが、最後のレベル5の段階です。


--------------------------
(レベル5)
【無意識的有能の意識化・言語化】(できている内容を説明できる)

--------------------------

このように言語化された知識は他の人にも共有できます。
こういう知識を暗黙知にたいして「形式知」といいます。
レベル5は「暗黙知形式知にかえる」、とも言い換えられますね。


教える」ということをするためには必須の考え方ですが、
なにも先生になる人でなくても必要な力です。


自分が習得した技能や力を、
他の人に伝えられるようになれば、
周囲に対して貢献ができ、影響力を持つことができます。


昨今、教育改革で言われている「生きる力」というのは
概してこういうもののことを言うのでしょう。


単に知識を蓄える以上に、こうした視点をもつことの方が
何倍も今後の人生にとって意味を与えるのではないでしょうか?

これからの勉強をする際にぜひ参考にしてみてください。




といって、ここでの話はなかなかに抽象的すぎるので、
次回はもう少し卑近な例で説明したいと思います。


生徒のレベルでいえば、いわゆる「数学の応用問題」に
関するアプローチで、この力が必要になります。


次回は「数学の応用問題を解くためには」というテーマで
話をしてみようと思います。



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藤沢学習センターでは、平成31年度の新1年生の募集を行っています。
そして転編入を希望する生徒の募集を併せて受け付けております。
ご興味のある方は、個別に相談会を設けておりますので、ぜひご連絡ください。
(個別相談会は予約制となっております。)
℡ 0466-52-4190

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