これは数学に限った話ではありませんが、
「わかる」こと、「できる」ことには段階があります。
それを意識できるかどうかは、
自学自習するときの効果に大きく影響を
与えます。

以前話に上がった「九九」の例が分かりやすいと
思うので思い返してみてください。

九九が「暗記レベル」までできる状態、
というのはどれくらいのレベルなのか
を考えたいと思います。

---------------------------------------------
以降、無意識（＝分からない、考えてない）
意識（＝分かっている、考えている）、
無能（＝できない）有能（＝できる）という言葉で
カテゴライズしていきます。
---------------------------------------------

（レベル１）
【無意識的無能】（分からないからできない）


（レベル２）
【意識的無能】（分かっているけどできない）


（レベル３）
【意識的有能】（考えればできる）


（レベル４）
【無意識的有能】（考えなくても、自然にできる）




よく「わかる」という言葉はレベル２くらいで、
平気で使ってしまいますし、「できる」という言葉も、
せいぜいレベル３どまりのことが多いのです。

九九の例でわかる通り、
どこまでできれば成果がでるのか？
という視点がないと、中途半端な練習に
とどまってしまうことになりがちです。

その結果、成果も出ずに算数・数学がおもしろくなくなる、
という悪循環を生むケースが多いと思います。


今から数学を勉強しなおしてみようと考えているならば、
こういう視点をもって臨んでみると、
効果がずいぶん変わるのではないでしょうか？

ぜひ試してみてください。


ちなみにこれレベル分けについて、
実は最終段階のレベル５が存在します。

次回はそれについて話していこうと思います。



※平成31年度新1年生および転編入生募集中
藤沢学習センターでは、平成31年度の新1年生の募集を行っています。
そして転編入を希望する生徒の募集を併せて受け付けております。
ご興味のある方は、個別に相談会を設けておりますので、ぜひご連絡ください。
（個別相談会は予約制となっております。）
℡　０４６６－５２－４１９０