足し算引き算のおさらいの次は、

かけ算「九九」です！

「九九」が本当にばっちり頭に入っているかどうかを確認しましょう。

『おいおい、「九九」くらい覚えているよ』
という人も多いかと思いますが、少し待ってください。
「九九」は覚えている人が大半です。


しかし、

「九九」の逆はすぐに言えますか？


例えば「四六（しろく）」ときたら「24（にじゅうし）」ですよね。
これを、「24（にじゅうし）」ときたら「四六（しろく）」とイメージするのです。

これが一瞬でできるかどうか。


小学校時代から算数が苦手だった、という生徒に
案外多いのが、これです。

これも、「逆をスッといえるように訓練しろよ」
とはあまり直接言われません。
しかし、この逆ができないと「割り算」ができなくなります。
ここがまた一つの大きなつまずきポイントです。



割と多くの小学校で「割り算」は、

『「九九」を覚えているからできるよね？！』

という形で、サッと流すのが普通なのではないでしょうか。



実際、小学校の大半の生徒はできてしまうと思います。
ただ残念ながら、算数が苦手な生徒にとって
多くは、そんなに器用に切り替えができないのでしょう。

「みんなはなんかできるみたいだけど、私はスッとできないなあ」

などと、具体的に問題意識を明確にもてればよいのですが、
多分本人はなぜ自分が遅いのか自覚がない場合も多いのではないでしょうか。


だって、「九九」は覚えているはずだから。
そして先生も「九九」を覚えていたらできる、というから。


「九九」をかなりの訓練度で練習すれば、
その逆もすんなり出てくるものなので、
ほとんど、『「九九」の逆だよ』でできてしまうのです。

しかし、算数がもともと苦手な生徒はここで、
逆もすぐでるほど訓練せず、「四六24」がいえれば
できた気になってしまっている。


ここが落とし穴なのです。


「24といったら四六」ここまで覚えてないと、
世間でいうところの「九九」を覚えてる・使えていると
いうことにならないのです。


「それならそうと言ってよ」と
言いたいところかもしれませんが、
まあ、単純に訓練不足なだけですね。


ただ、算数が苦手な生徒の訓練不足を棚に上げて
擁護すれば、「九九」と「九九の逆」は
やはりやっていることは違うことです。


だから苦手な生徒には
「そこは別に訓練しないとだめだよ」と言ってやりたいですね。、
ここを自覚的に訓練することで、
算数・数学の苦手意識をかなり克服できると思います。


算数数学の苦手を自覚している生徒は
ぜひ自分にもそうした傾向がないか、確認してみてください。

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