I と You 以外の人についての話を英語でするとき、

she または he という単語を使うことになっています。

中学１年生で習います。

しかし。

もし she でも he でもない人だったらどうするか。

女性とか男性とかという二択で区切れない人。

この課題については、英語圏の人たちも長らく試行錯誤があったようです。

そして昨年から根付いてきた単語が、they 。

they を単数形として使います。

アメリカの歴史ある辞書ウェブスター（写真）に表記され、

2019年を代表する英単語には単数形の they が選ばれました。

ちなみに、they が単数だからといって、

they is という言い方はせず、

they are 。

単数か複数かは、前後の内容や場の状況から理解することになります。







自分の性別が、「女性」「男性」どちらかを明確に区別しない人。

ノンバイナリー。

ジェンダークィア。

Xジェンダー。

ジェンダーオーサム。

など、いくつかの表現があります。

「私は女性に生まれたが、男性のときもあり、女性のときもあるノンバイナリーだ」

といった表現になります。

英語圏の人たちが長い歴史を経てやっと共通認識にした三人称単数の they。

アートやファッションの世界をはじめ、

自由に生きる they の活躍は新しい多様な文化、価値観をもたらしていますが、

残念なことに、日本の自民党の古い人たちは同性婚はもちろん、夫婦別姓も絶対に認めません。

これが世界の認識とずれが生じている状態です。

自民党は地方ほど支持が強く、価値観は都会的でない、保守にこだわる面があります。

新しい価値観に対して、強い拒否反応を示しがちなのです。






シティーキャンパスは、ノンバイナリーやLGBTの方々を区別しません。

不自由な問題については前向きに考えてゆくことが大切だと考えています。

誰もが自由に生きる権利を尊重され、

束縛や不自由さから解放されるための問題解決に取り組みます。

ノンバイナリーに限らず、

マイノリティー（少数派）の価値観もマジョリティー（多数派）とともに、尊重されるべきです。

若い世代から新しい価値観が生まれ、

既存の価値観が変化してゆくことは、

その時代に参加した個々人の活動実績（＝生きた証）に他なりません。











2021年2月4日（木）

鹿島学園高等学校・鹿島山北高等学校連携施設

原宿表参道シティーキャンパス

渋谷駅東口シティーキャンパス

新宿駅西口シティーキャンパス

池袋サンシャインキャンパス

崎山潤一郎