イラスト・池田マキ（シティーキャンパスOG）









人と群れて生きたい人は、


全日制高校がいい。


できるだけ、高い偏差値を目指し、


できるだけいい大学に入り、


できるだけいい会社に入る。


群れの中にいると安心、


群れからはずれると不安、


そんな人の人生モデルはサラリーマンのイメージに代表されていて、


はっきりとわかりやすい。


もちろん、学歴や職歴に頼らずとも群れて生きてゆくことは不可能ではない。


不可能ではないが、大組織に属さずに群れるイメージは浮かびにくい。


やはり「みんな」と一緒がいいなら、有名大学、有名会社がベターだ。







一方、人と群れることが好きではない、


という人はどうしたらいいか。


人生モデルがないわけでない。


しかし多様だ。


プロフェッショナル、起業家、職人、フリーランサー、タレント、芸術家、


スポーツ選手、モデル、美容家、コンサルタント、経営者、投資家、


などなど、共通要素を見つけにくい。


教員を目指して教員になった先生だと、


こういったタイプの職業に対する理解は浅いのは普通だ。


これらに共通するものがなにか、わかる教員は少ないだろう。


世の中はサラリーマンだけで成り立っているわけではない。


小中学校はもちろん、全日制高校は、団体行動を躾（しつけ）る場所だ。


髪型も服装もメイクも、


偏差値主義の価値観すらも、


個性を認めない。


大人の一般社会だとパワハラやセクハラに相当することが、


例えば髪型・スカート丈・化粧・ソックスの強制が、


学校では普通に許されるという不可思議。


団体行動に向いている人ばかりの世の中なんて、何と面白くもない。


群れを好まず、


仕事でコツコツと実績を重ね、


「あの人にお願いしたい」


「あの人でなければならない」


という信用を獲得することが上の職業に共通するものだ。







通信制高校を検討している中学生には、


群れずに生きることができるようになって欲しい。


なにかのプロフェッショナルを目指すのである。


そうなったとき、群れて生きることも苦痛ではなくなる。


孤独に負けない強さをみがき、


同じような価値観をもつ友と共に成長する。


時代の激しい変化に適応できる人は、そんな人たちだと、


シティーキャンパスの教員はそう信じ、


通信制高校生をサポートするプロフェッショナルであり続けることを目指している。































2019年12月13日（金）

鹿島学園高等学校・鹿島山北高等学校連携施設

原宿表参道シティーキャンパス

渋谷駅東口シティーキャンパス

新宿駅西口シティーキャンパス

池袋サンシャインキャンパス

崎山潤一郎