※写真は原宿表参道シティーキャンパスR４教室





「なんのために勉強するのか？」

という、カンタンでムズカシイ問いについてよく考えることがあります。



そもそも勉強は国民の義務ではありませんので、

「しなければならない」

という発想には偏（かたよ）りがあるように思います。




確かに、教育を子どもから奪ってはいけないという義務教育はあります。

しかし、中学を卒業すれば義務教育も卒業です。

大人から勉強を強制されません。

高校に行かなくても、就職できる年齢です。

農業や漁業を継ぐ人は、その分野だけ知っているだけでもいいし、

製造業に就職した人は職人技を磨けばいい、

芸能をする人は芸の道に専念していいのです。




そもそも、中学生にもなれば、

強制されて勉強することが身につく年齢ではありません。

「自分は勉強で勝負できないな」

ともし思うなら、

勉強以外の道で強みを磨いていけばいいのです。

むりして低レベルな勝負を続ける必要はありません。

やりたくもない勉強など、さっさとやめてしまいましょう。

勉強が嫌いになっている人はすでに要注意です。





生きてゆくうえで、勉強が大切であるのはいうまでもありません。

一見、勉強とは関係なさそうなファッションモデルは、

あらゆるファッション雑誌をみて研究しています。

フランス語やイタリア語も勉強します。

身体表現、健康、栄養、医療についても学びます。

「プロ」と呼ばれる人はさまざまな分野に好奇心を育てているものです。

勉強はとても大切なことだからこそ、

勉強を嫌いになってはなりません。

嫌いになるような勉強の仕方をしていたら、

ただちにやめるべきです。








学校教育を管轄する文部科学省のエリートの汚職事件が話題です。

点をとる能力が極めて高い人たちです。

点がとれるだけの「ばか」になるくらいなら、

自分が得意となれる分野を早くみつけ、

多様な勉強を、

点をとるためにでなく、

大人の強制ではなく、

ただただ自分の好奇心のままに勉強できるほうが、

知識に恵まれた人生になるような気がします。






もしかしたら通信制高校に入学して、

自分の道をみつけることができるとしたら、

点をとるためでない、自分のための勉強ができるかもしれません。







普通の全日制高校に行けば、

中学の勉強を基礎とした発展編の勉強になるだけで、

新鮮味も面白味もないでしょう。

それがいい、という人には全日制が合っています。

また、特にやりたいことなんかない、

という人も全日制向きです。

そういう人がほとんどだからです。






もし、やりたいことがある、

そんな中学３年生がいたら、

全日制だと禁止される場合が多くあります。

全日制は、学校外の活動を嫌います。

アルバイト、

芸能活動、

留学、

習い事、

こういったことをやろうとすれば孤立させれらる可能性があります。


「やりたいことは、学校の中で見つけなさい」


が全日制のスタンスです。

「自分にはやりたいことがあるんです」

という中学３年生に、

私たちは心からエールを送りたいと考えています。

やりたいことがあることは、

大きな価値だと考えているからです。

つまらない100点満点の答案用紙より、

はるかに将来の可能性を感じさせます。

その価値が、全日制高校でつぶされるくらいなら、

通信制高校で生かして欲しいのです。

私たちは中学生の将来の芽を決してつぶすことはありません。














2018年10月29日（月）

鹿島学園高等学校・鹿島山北高等学校連携施設

原宿表参道シティーキャンパス

渋谷駅東口シティーキャンパス

新宿駅西口シティーキャンパス

池袋サンシャインキャンパス

崎山潤一郎