日曜日の夜。
少し肌寒い部屋の中、明日からの一週間を思って、あなたは静かに自分と向き合っているかもしれません。
学校には、ほとんど行けていない。けれど、それは「怠けている」からじゃない。
あなたが学校の外で選んだ道を、誰よりも真剣に歩んでいるからです。

芸能活動、ダンス、スポーツ、留学、芸事や習い事、創作活動。
みんなと同じルートじゃない道を行くのは、簡単なことではありません。
学校に行くのが当たり前とされる中で、
自分で選び、自分で動き、自分で背負っている。
誰に評価されなくても、見てくれている人が少なくても、
あなたは今日も前に進んでいる。それだけで、十分に尊い。

でも、きっと不安になることもある。

「この道でよかったのかな」

「同世代はみんな、勉強して、進学して、普通に生きてるのに」

「自分は、立ち止まっているだけじゃないかな」

そんなふうに感じる日があっても、いいんです。
人と違う道を選んだあなたが、ときどき不安になるのは自然なこと。
むしろ、その不安と向き合えるだけ、あなたは強い。
本当に弱い人は、不安に気づかないふりをするから。

決意とは、「迷わないこと」じゃない。
何度迷っても、そのたびに自分を信じ直すことです。
揺れるたびに、もう一度「進もう」と決め直す。
それが、あなたの「決意」です。

日曜日の夜は、自分に問いかける時間にしませんか。
「私は、なぜこの道を選んだのか」
「何のために、今この場所に立っているのか」

正解を求めなくていい。
日によって変わっていいし、見失う日もたぶん、ある。
でも、探し続ける時間が、あなたを前に歩ませる。

学校の通知表に、努力の点数は書かれません。
しかし、あなたが重ねている努力は、間違いなく未来に届く。
誰かと比べる必要はない。
あなたは、あなたの時間で、あなたの速度で進めばいい。

目に見える結果が、すぐに出ないとき、
それは「まだ結果が出ていないだけ」で、
「無駄だった」ことじゃありません。

走るときより、踏みしめて歩くときのほうが、音は静かです。
でも、確かに前に進んでいる。
あなたが今日、どれだけ不安でも、
それでも止まらなかったなら、それが「決意」です。

来週もまた、この場所に会いに来てください。
あなたが道の途中で、立ち止まりたくなったとき、
そっと背中を押せるような言葉を届けます。

今夜、目を閉じる前に、そっと自分に言って聞かせてください。
「自分は、自分を信じている」と。

あなたの決意は、誰かの勇気になります。
あなたの後に続く人たちの心にも、きっと届きます。

では来週もまた、ここで。


#日曜日の決意