ガリ勉によくある「資格マニア」。


資格をとると自信になりそうな気がしますが、


ほとんどの資格は役に立たないものばかり。


でもそれにはいくつかの事情があるのです。




事情①　資格があれば仕事や収入に困らないと勝手に思い込んでしまう

資格はゴールでなく入口です。資格をとってから仕事を十年続けてはじめて資格が生かせるのですが、資格をとったらすぐに仕事と収入が保証されると勘違いする人が多いのです。


事情②　勘違いの原因は資格のスクールの広告

資格スクールが経営で儲けるためには「資格がほしい」と思わせるテクニックが必要です。自分にも資格がとれるだろう、資格があれば明るい未来がありそうと想像させる広告になるのです。


事情③　検定の３級とか２級に価値なし

どの検定も簡単ではありませんが、いきなり１級に挑戦することは無謀な場合が多いもの。受検者のやる気がなくなってしまうので３級とか2級を設定して受検者を増やしている。高校生の就職のアピール材料として2級は悪くはないのですが、社会に出たら１級以外はほぼ価値がないのが現実。ムダになることを前提として試しに３級から始めるのはいいですが、本気でやるなら十年以上の修行をして仕事にすることを覚悟するくらいの気持ちでいないと描いた理想通りにはならないでしょう。


事情④　価値がある資格は排他的な国家資格だけ

何のために資格制度があるかといえば、資格がない人が簡単に参入してこないよう排除するためです。医者も弁護士も、簡単に参入されると困るからです。誰でも努力すればとれそうな資格が価値がないのはそのためです。国家資格であり、資格がない人が就けない仕事に不可欠な資格ならチャレンジする価値があるかもしれません。


事情⑤　資格より大事なこと

資格があるか、ないかに関わらず、資格より大事なことは「実績」。自分には何ができるのか、どんな問題を解決できるのか、そのことを説明できることに価値があります。
例えば、誰でもわりととりやすいファイナンシャルプランナーの資格をもってるだけの人よりも、資産の運用実績を確実に出している個人投資家のほうがはるかに信用が高いものです。つまらない資格に時間とお金とエネルギーをもっていかれるくらいなら目の前の仕事で小さな実績を積み重ねていきましょう。


事情⑥　高校生の実績のつくりかた

アルバイトでも実績にできます。
仕事をする中で改善を心がけましょう。
ちょっとしたことでいい。
ゴミ箱の位置を変えて職場の衛生環境を良くした、でもいいのです。
毎日小さな改善を心がける人に実績はついてきます。

アルバイト以外でも、何かを改善したことがあれば実績にできます。
アイディアや力で改善ことは実績として誇りましょう。
その上でなにか資格を目指せればベストです。
資格と「改善の実績」はワンセットで考えれば資格を生かせるはずです。









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