※イラスト・池田マキ（シティーキャンパスOG）









子どもには子どもの言葉の世界があるように、


大人には大人の言葉の世界があります。


言葉は学んで獲得するもの。


自動的には身に着きません。


そして、言葉は机に向かわなくても学べます。


言葉は人間が発するものですから、言葉がある場はすべて学びの場になりえます。


大人の言葉を学ぼうと思ったら学校よりアルバイトの方がいいかもしれません。


大人と言葉をやりとりする機会が多いからです。


アルバイトは全面禁止の高校が多いようですが、


シティーキャンパスは通信制高校生がアルバイトの経験値の最適化を推奨しています。


働くことで知識と経験を積んで、大人の言葉を獲得できる環境を作れる自分になりましょう。





さて、言葉は言い方も大事です。


同じ「はい」という返事も、言い方でニュアンスがずいぶん違います。


例題にある「私はあなたと映画に行きません」。


①私は

②あなたと

③映画に

行きません。


①②③のどれを強調するかによって、相手の受け止め方は全く変わってしまいます。


①私は　を強調すると、「私は行かないけど他の人は行くかもね」。

②あなたと　を強調すると「私もその映画には行くけど、あんたとはごめんだわ」。

③映画に　を強調すると「映画はいやだけど食事ならいいよ」。


そんな感じになりますね。


言葉はプロミネンス（強調）も考えないといけません。


言葉は磨くものです。


いつも年齢の同じ人としか交流がないと、大人の言葉を磨く機会にあまり恵まれません。


アルバイトの効用は、大人としての言葉・コミュニケーションを磨けることも大きいのです。


働きながら勉強する通信制高校生がコミュニケーションの苦手意識から解放されることが多い所以です。





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