A.　困ったことです。

それは学生や主婦を想定した制度ですね。

103万円を超えると、

親の所得税が増えるのです。

親は所得税を増やしたくないから、

あなたのアルバイト時間を制限しているわけです。





通信制高校生がヒマを持て余してしまうと、

何をしているかわからない人、

と社会は見立てます。




毎日８時間以上働いて通信で高校を卒業した、

という生き方は理解されても、

学校へも行かず、仕事もせず、

となると、


「社会不適応ではないのか」


「なにか悪いことをしたのではないか」


「学習能力に問題があるのではないか」


などと、悪い想像をされるのが常です。

いいところを探そうにもこれが見当たらないのです。






保護者の方とよく話し合ってください。

高校時代に何をしたか、

という事実はあなたのキャリアそのものです。

就職や結婚など、あなたが選ばれる側になったときに、

問われる問題です。





保護者の所得税を安くするために、

あなたのキャリアを犠牲にすれば、

親は少しだけ得ですが、あなたにとっては大きな損です。







あなたが通信制で高校を卒業することは履歴書で明らかになります。

就職や転職の際に、

「通信なの？　なにしてたの？」

という質問に、胸を張って堂々と答えれれるような生き方が健全です。





「アルバイトで社会経験をたっぷり積んで卒業しました」

「大学の初年度学費を自分でつくりました」

と説明すれば尊敬の対象にさえなりうる生き方です。




あなたがアルバイトを通じてもっと社会経験を積みたいと考えるなら、

保護者の方に伝え、

保護者の所得税がいくらかかるかを税務署で尋ねてみましょう。

決して高校時代を犠牲にするような高い額ではありません。






十代のうちに、

社会から学び、本から学び、

どんな時代であっても人生に適応できることは、

高学歴以上に価値あることかもしれません。

話し合いがどうしてもうまくいかない場合は保護者の方とご一緒にお越しください。







※写真は当キャンパスがある、池袋サンシャイン通り。



2018年6月10日（日）

鹿島学園・鹿島山北高等学校連携施設

池袋サンシャインキャンパス

原宿表参道シティーキャンパス

渋谷駅東口シティーキャンパス

新宿駅西口シティーキャンパス

崎山潤一郎