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2019.12.26

ミライを変えるチカラ!特別な配慮が必要な高校生《鹿島学園通信制キャリアサポート室より》

就労移行支援、それは、障がいのある方を対象にした、仕事に就くための準備に特化したサポートを意味する。今回は、今後の自分らしい生き方を模索するKHくんをキャリアレポート!

自分に合った環境、セレンディップ高等学院へ
彼は、鹿島学園の他学習センターからの紹介で、セレンディップ高等学院 横浜磯子ラーニングセンターへと入学してきた。セレンディップは、一人ひとりの進路に向けて高校生活をカスタマイズする、アットホームな環境だ。

パスセンター上大岡へ、訓練の日々
臨床美術の授業を通じて、就労移行支援事業所であるパスセンター上大岡の大谷さまと出会う。広がる世界観、知らなかったジブン。デッサン・職業訓練など、一人ひとりの状況・目標に合わせた個別支援プログラムを受ける日々。
パスセンター上大岡では、ソーシャルスキルトレーニング(社会で人と関わりながら生きていくために欠かせないスキル訓練)を取り入れています。

いよいよ、人生のトップイベント「就労」へ!
いま彼は次のステップに臨もうとしている。彼を全面で支えたお母さまの元を離れ、自立支援型グループホームに入居しながら正社員として就労する。これまでとは全く違う、新たなミライへと踏み出した!

↑訓練中のKHくん

スモールステップで達成感を重ねて自己肯定感を確立し、これから実社会へと羽ばたいていくKHくんからメッセージを頂きました。読んでね!
★キミのミライ、どんなミライ?
パスセンター上大岡で仕事をしている支援員さんたちのようになりたいです。続ける気力も体力もなかった僕だけど、これからはヒトの役に立てるヒトを目指したいです。
★在校生・卒業生に、ひとこと
タイミングを逃さない勇気、素直に実行する勇気が大事。一日一日を大切に生きてほしいです。

↑KHくん

~KHくんを支えた応援者(サポーター)から~

◎サービス管理責任者・大谷さま(パスセンター上大岡)
パスセンター上大岡に通所される利用者が、訓練を経て仕事を決めるまでをサポートすることがゴールではありません。私たちは、更に、社会に出た後の定着支援に力を入れています。KHくんは、躓くこともありましたが、一つ一つ乗り越えてここまできました。彼の存在はパスセンター上大岡の中でとても大きくなりました。


◎新川代表(セレンディップ高等学院 横浜磯子ラーニングセンター)
高校時代に培った彼自身の才能の芽が、間違いなく成長しています。2年間という限られた時間の中、パスセンター上大岡さんでは、KHくんの能力を具体的に見える形で伸ばして頂いたように感じています。彼の行動力に、私たちも勇気をもらいました。

↑新川代表

◎KHくんのお母さま
これまで、戸惑いの連続でした。「僕は周りの人と違うの?」「どうして僕は特別支援教室に入らなくちゃいけないの?」耳をふさぎたい事実を受け入れる勇気が、状況を一変させました。息子のために何が出来るのか、必死に調べ行動しました。残念ながら、自ら助けを求めなければ積極的な支援を期待することはできません。でも、今は社会生活の準備ができ、手ごたえを感じています。ちょっと寂しくなるけれど、息子は自立するために、親元を離れる決断ができたのです。私たちにできることは、きっかけを見逃さない行動と勇気あるチャレンジだと思います。

↑KHくんのお母さま

【キャリアサポート後記】
就労移行支援、いわゆる「生きにくさ」を根源として社会生活に支障をきたしてしまう一定の方々を対象としています。障害者総合支援法に基づく手厚いサポート内容であり、利用者の満足度が90%を超えていますが、周知が十分でないために、潜在的な対象者にメリットが還元できていないのが現状です。この支援は周りの理解と協力なくしては成立が難しいため、一人でも多くの方々に就労移行支援を知っていただくことを祈って止みません。

【次回予告】
キャリアデザインについて、一緒に考えてみましょう!
「キャリアサポート室では、あなたらしいミライに向けてのお手伝いをします☆」
おたのしみに(^^)/

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