皆さんこんにちは。NPO法人高卒支援会理事長の竹村です。

本日は当会の元生徒で現在動画編集に携わってくれているこちくんについて書いていきます。



過年度生でフリースクール入学
中3の秋頃に不登校になり、高校には進学せず。

ご両親が当会の著書である

不登校・ひきこもりの9割は治せる～1万人を立ち直らせてきた3つのステップ～ (光文社新書)
を読んで頂きご相談に頂きました。かなり遠方で水道橋教室までは2時間ほどかかるためなかなか支援が難しいかなとは感じていました。

スタッフ大倉が訪問させていただき、あっさりと教室に本人がきてくれることとなりました。

その年の代は過年度（所謂ダブってしまっている状態）の生徒が多く、16歳で学校にはどこにも所属していません。

そのため、通信制高校に入る前にフリースクールに所属してもらい通学やコミュニケーションの練習をします。

過年度になってしまうと思春期にとっては辛かったり恥ずかしかったりで通いづらい事が多いのですが、当会の場合は無学年制を導入しています。

＊同年齢の子供たちを同学年に割当て，一定期間に一定量の学習内容の習得を全員に期待するという学年制を廃止し，各人の特性や学習の進度に合せて学習集団を弾力的に組織するシステム。

（コトバンクより）

そのため、友人もできてスムーズに馴染むことが出来ていました。



鹿島学園水道橋連携キャンパスへ進学
2020年4月には、当会の併設している鹿島学園水道橋連携キャンパスへ進学をします。

その頃には、友人もでき、2時間かかる道のりも頑張って登校を続けていました。たまにサボったりもしていたので色々ルールを付け加えて本人が通いやすいように修正もしました。

8ヶ月が経過し、通信制高校はスクーリングと試験の時期がきます。スクーリングや試験は、鹿島学園高等学校の正式なものなので遅刻も欠席は原則許されません。（遅延や、病であれば振替可能）

12月のスクーリングは、少し欠席してしまったとのことですが年明けに追加でやろうという話で冬休みを迎えます。





魔の正月
不登校が加速する原因として長期休みも挙げられます。

GW、夏休み、正月と学校から遠のく期間が長いと行きたくなくなってしまいます。

正月明けて当会も登校を再開するとこちくんが来なくなりました。

問題を起こしたり、友人関係で揉めたりなどは特になかったので正月ボケだろうなと少し様子をみていました。

しかし、2ヶ月経っても登校できず。ご両親もご不安だったと思います。

大倉が再度自宅訪問し、自室のドアを撤去、PCの没収などしましたが変わらず。

（後日談で、本人曰く悪化したとのこと）

3月の卒業式を迎えても登校出来ず、通信制高校を退学しました。



中卒クリエーターとして奇跡の復活！
年度が変わりGW明けに私と仲が良かったラマくんとでご自宅へ訪問をしにいきました。

その様子の動画はこちら


現在は、動画編集をしながらクリエーターとして活躍しております！

6月25日に初編集動画の等々力渓谷企画もアップするのでぜひみてください！

NPO法人高卒支援会という名称ですが、高校卒業だけが正解ではありません。

個人にあった進路指導・支援を当会では実施しております。人生100年。ピアサポートできるようにがんばっていきますので、引き続きご協力をお願い致します！