eスポーツを通じた不登校・引きこもりの支援について取材していただき朝日新聞掲載にされました！
NTTe-Sports運営のeXeFieldAkiba活動を始めました！是非ご覧下さい！記事はこちら



みなさんこんにちは！NPO法人高卒支援会理事長の竹村です。

本日は、当会で大活躍中の通信制高校生徒会長のかわかみくんについて書いていきます！

（本人の承諾を得ましたので！）



私立中高一貫進学校特進クラスで不登校
かわかみくんは、都内私立中高一貫進学校の特進クラスへ中学受験時に合格。受験にがんばった彼はほどほどに勉強をやりつつ遊べると考えていた。

しかし、入学しても勉強の毎日。付いていくのもやっとで疲弊していく日々。不登校あるあるで宿題は完璧にこなさないと嫌で手抜きができない。毒のように少しずつ息苦しくなっていく。

中学1年生の秋頃には時々休むようになり、2月3月はまったく登校せず。

2年生に進級をするも、6月からは全く登校できず。私立のため退学勧告。9月には地元の公立中学校へ籍を移すも登校はできず、ニートになる宣言。自治体の訪問員がくるという話もあったが壁に穴をあけるなどの拒絶反応を示し断念。引きこもりへ。

ゲームやスマホを制限かけるものの反発がすごかった。オンラインゲームで知り合った大学生などのグループの付き合いや動画編集の依頼があったりとコミュニケーションが崩れるのも嫌だったのではないだろうか。





中学校2年生の11月にNPO法人高卒支援会の訪問支援を開始。スタッフの根本が合うと判断し、根本のアウトリーチ訪問支援により少しずつ信頼を得ました。

当初は、布団の中に隠れて顔も見させてくれない状況だったそうです。根本が帰宅後は、勝手に人を呼んで話を進めて何してるんだよと怒っていたそうですが我々としては慣れっこです笑

初訪問後は大体大荒れします。

以降は、一緒にゲームしたり、工作したりと接触回数を増やし関係性を構築しました。また無法地帯ではよくないのでルールを設定。朝起きられなかったら次の日はゲーム禁止や、お風呂掃除（家事）を手伝うなど少しずつ部屋からでるようにしていきました。外出（散歩やコンビニ）も一緒にできるようになり、元引きこもり当事者の高校生インターンである坂田くんに引き継いでいきました。







奇跡の復活を遂げたかわかみ！
中学3年生になった4月。緊急事態宣言が発令され高卒支援会ではオンライン授業へと切り替わっていました。

まずは、遠隔でどういったメンバーがいるのかミュートでこっそり参加してもらいました。

紆余曲折があり、約半年後の7月に初登校。放課後の生徒が少ないタイミングで私とも初めての顔合わせをしました。

慎重な面持ちで、かなり緊張している様子でした。事前の情報で、甘いものが好きということだったので私が作っていた簡単スイーツを紹介して次回くるときまでに作っておいてと約束しました笑



放課後の人の少ないタイミングを利用してなれさせ少しずつステップアップしていきました。

根本の付添登校→1人で登校→午後の登校→午前の登校→課外活動の参加→毎日登校

と少しずつ変化をつけていきました。勉強面は個別授業を私が引き継いで、高校生に間に合うように数学と英語の授業を進めていきました。

元々進学校だったこともあり理解度が早く、東大目指すか？と聞くとじゃあ目指してみますと前向きな返事をもらえました。

中3の冬頃にはすっかり主要メンバーとなり中学生を取りまとめてくれるようになりました。

色々才能ある子だなと思い、動画編集の話も聞いていたので試しにやってもらうと素晴らしい出来でした



私はすぐさま、NPO法人高卒支援会初の中学生インターンとして扱うことに決めました。

その後も、体育祭（運動系）、eスポーツ（横須賀eスポーツカップベスト８）、美術（イラスト）など様々な活躍を見せてくれました。

運動も出来るのが意外でしたが！笑


高校受験はせず、当会の通信制高校サポート校の鹿島学園水道橋連携キャンパスへ進学。

４月から生徒会長になり、大学進学を目指して日々生活しています。

更に追加で、外部からの依頼があり動画編集のお仕事もさせていただいております。

お仕事で編集させていただいた動画はこちら




全日制中学・高校ではけして体験できないことを経験しつつ、大学進学を目指すかわかみくん。

みなさんいかがでしょうか？ご両親は当会にすべてをおまかせしてくれて預けてくれ全面的に協力していただいた結果このように変化していきました。

ご両親だけでも、我々だけでも、本人だけでも立ち直ることは難しいです。是非ですね、当会の指導方針に賛同いただき一緒に支援していただけるご相談ありましたら

お問い合わせください！