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2021.08.07 お知らせ

高校のフリースクールとは?│小中学生のフリースクールとの違い

フリースクールという言葉をよく聞くようになってきました。
でも、フリースクールは小中学生が対象というイメージですね。

では高校生にはフリースクールは無いのでしょうか。
あるとも言えますし、無いとも言えます。

ちょっと言葉遊びのようにもなりますが、
高校生のフリースクールについて実態を見てみましょう。

1. フリースクールとは

英語ではフリーには無料の意味
スクールには学校の意味があります。
しかしフリースクールは無料でも学校でも無いのです。

フリースクールは英語ではないと考えてください。
「フリースクール」は日本独自のカタカナ言葉と思えばいいでしょう。

一番の問題は「フリースクール」という単語には定義がない、ということです。
だから自由にフリースクールと名乗ることができます。

分かりやすい例があります。
マンションとアパートの違いは、何だと思いますか?

正解は…違いはありません。
だってマンションとアパートの「定義がない」のですから。

一般的にマンションは鉄骨鉄筋で大型、アパートは木造で小型の集合住宅というイメージがあります。
でも、それはイメージに過ぎないのであり、ルールではありません。
だから(どう見てもアパートでしょう)という建物が「マンション」と名乗ることだってあり得るのです。

あなたは自宅のリビングをフリースクールと名付けたら…
今日からフリースクールと名乗っても構わないのです。

2. 小中学生のフリースクールが一般的

フリースクールとは、一般的に多くの人にとっては以下のイメージではないでしょうか。
小中学生の不登校の子が通う民間の教育期間

はい、実際に殆どのフリースクールが小中学生のみを対象にしています。
小中学生のフリースクールは「居場所の提供」が主な目的です。
好きな時間に来て、ゲーム、読書など好きな活動を行います。

なぜ高校生は受け入れ対象にしていないのか?
それは次の章で考えてみましょう。

3. 高校のフリースクールは少ない

高校生を対象としたフリースクールは少ないです。
高校の場合は不登校という概念がそぐわないのです。

なぜなら全日制高校と定時制高校は休み続けると退学または留年の対象となるからです。
従ってフリースクールという自由に過ごせる居場所が出来ても仕方がないのです。

しかし、高校生の年齢の生徒を対象にしたフリースクールはあります。
小中学生のフリースクールを終わって、そのまま高校生年齢でも受け入れているケースがそれにあたります。

ただし高校生ではないので高認(高校卒業程度認定試験)を受けることが推奨されます。
高認資格がなければ大学・専門学校を受験できないし、学歴は中卒のままだからです。

4. 通信制高校のサポート校

通信制高校のサポート校はフリースクールに分類されたり、されなかったりします。
フリースクールに分類されないのが一般的です。
その理由は以下の通りです。

フリースクールは「不登校の生徒の居場所」というのが一般的なとらえかたです。
しかし、通信制高校は「毎日登校しなくて良い」が最大の特徴です。
つまり通信制高校の生徒は不登校の生徒では無いのです。

通信制高校のサポート校は学校ではありません。
サポート校は通信制高校の生徒にとっての塾と言ってよい存在です。
塾なのですから、フリースクールに分類されないのは自然ですね。

ただ、通信制高校の生徒の多くが不登校経験者であることから
「サポート校も一種のフリースクール」という意見もあります。

実際、サポート校で「フリースクールである」と自称するところもあります。
そして、それは問題にはなりません。
なにしろフリースクールの定義は定まっていないのですから。

ー コラム ー

「世界フリースクール大会」と訳されたイベントがあります。
その名の通り、世界からフリースクールのスタッフや子どもが集まり、講演やワークショップが行われます。
世界フリースクール大会の元々の英語名はIDECです。
=International Democratic Education Conference
直訳すれば「世界・民主的教育・大会」となります。
そうです、日本でフリースクールと称しているのは、世界的には
Democratic School デモクラティック・スクール
と呼ぶのが適切なようです。
===
ただし、デモクラティック・スクールは子どもの自主性を尊重する度合いが高いようです。
日本の主流である「不登校の居場所を提供する」フリースクールとは、少し異なるようです。
===
だから日本独自のフリースクールは、そのまま「フリースクール」と呼んで良いように思います。
カタカナ言葉は便利な面もあれば、不便な面もあるものですね。

5. まとめ

フリースクールに、はっきりした定義はないのが現実です。
しかし一般的には「不登校の小中学生の居場所」となっています。

高校生は不登校は留年・中退に直結します。
だから高校のフリースクールは無いと考えてもいいでしょう。

通信制高校のサポート校は、通信制の生徒にとっての塾のような存在です。
しかしフリースクールと称される場合もあります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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