思えば…それは、とある嵐の日に行われた企業合同説明会から始まっていたのでした…。



その日、その説明会に参加した彼は、

「どうだった？」と聞いたスタッフに

言葉少なく、でも真剣な瞳で

「一社、気になったところがあり、

そこでしっかり話をしてきました。」とだけ。

 

そこからあれよあれよという間に、

職場見学に行き、

履歴書を書いて応募し、

入社試験を受け、

ある日静かに「合格しました。」と報告してくれました。

 

4月に入社し、今頃どうしているかな、と思っていたところへ、

彼の入社した企業の方が

来年度の採用のための挨拶に神戸駅前校に来て下さると連絡がありました。

彼のお話が聞けたら…と思っていたら、

本人を連れてきて下さいました。

 

ネームの入った、会社の作業着を着て現れた彼は、

顔つきも姿勢もすっかり社会人になっていて。

大喜びで迎えたのは、言うまでもありません。

温かく支えてくださる会社の方々に囲まれて、とてもよく頑張っている様子。

何と言っても、彼の笑顔から毎日の充実ぶりが伝わってきました。

その背中を見送りながら、考えたのです。

あの日の出会いが、今につながっているのだなー、と。

 

今年も、その合同企業説明会が開催されます。

次は誰に、

どんな出会いが待っているでしょうか。

 



 

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