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2016.12.17

板倉未和さん(カシマアクターズ)スピーチコンテスト優秀賞!

カシマアクターズ(秋葉原キャンパス)2年の板倉未和(みわ)さんが、スピーチコンテスト(鹿島学園全日制・通信制共通/11月17日開催)で優秀賞に輝きました。

心に響く板倉さんのスピーチを、ぜひ読んでみてください!


私が大切にしている言葉

鹿島学園高等学校 通信制課程

カシマアクターズ(秋葉原キャンパス)2年

板倉未和


●大切にしている言葉は「ありがとう」

私は小学校、中学校、とずっと不登校でした。不登校時代、自分に自信が持てずに、いつも人の目を気にして生活をしていました。人前に出ることが怖くて、歩いて行ける距離にある中学校にさえも、一人で行くことができないでいました。

そんな私が、今では電車で1時間以上かけて、秋葉原まで一人で通えるようにまでなりました。そして今日も、こうして皆さんの前に立ってスピーチをしています。

今は、あの不登校だった時にも「ありがとう」。この学校と出会えたこと、たくさんの人たちにも、「ありがとう」と思えるのです。私が大切にしている言葉は、この「ありがとう」です。私が「ありがとう」という言葉を大切に思えるようになったのには、きっかけがあります。

●三田先生、後藤先生との出会い

それは2人の先生との出会いでした。今、私は通信制の「アクターズコース」で芝居の勉強をしています。アクターズコースに入ったのは、コミュニケーションが苦手だったので、コミュニケーション術をマスターするためでした。

アクターズコースには、演技を指導して下さる三田恭平先生と、殺陣を指導して下さる後藤一機先生がいらっしゃいます。2人の先生は、今まで私が出会ったことのないタイプの先生でした。しかも、この2人には私が最も苦手としていた共通点があったのです。2人はバリバリの体育会系の人たちだったのです。そう...イケイケだったのです。

●この先生なら大丈夫

体育会系の人が苦手だった私は、最初の頃はいつも不安でコミュニケーション術どころではありませんでした。しかし、週4日のレッスンに通って行くうちに、先生たちが私に対してだけではなく、仲間たちにも、いつも本気で真正面から向き合っている姿を何回も見ました。私はいつの間にか、そんな先生たちを「この先生は信用できる、この先生なら大丈夫」と自然に受け入れている自分に気がつきました。

時に、2人の先生は建前や口先だけではなく、私の心の中にある「弱さ」や「ズルさ」などを見透かし、指摘して、本気で叱ってくれます。今まで、私の周りには、私の弱さやズルさを指摘して本気で叱ってくれる人がいませんでした。家族にさえも、どこか気を遣われて、本気で叱られた記憶はなかったです。だから、本気で叱られた時、萎縮するのではなく、強い愛情を感じることできたのだと思います。それが本当にうれしかったです。

●本来の自分に戻ることができた

また、最近、人から「変わったね」と言われる事が増えてきました。でも、私は変わったのではなく本来の自分が戻ってきてくれたのだと思っています。この2人の先生との出会いが大きなきっかけとなり、私が本来の自分に戻ることができたのだと思っています。

今、この会場の中に「自分を変えたい、変わりたい」と思っている人がいたら、「変えたい」と思うのではなく、「自分本来の姿」を信じてみてください。受け止め方、考え方一つで本当に色々な事柄や環境が変わってきます。

●偶然ではなく必然

私は、先生方との出逢いを決して偶然ではなく必然だと思っています。この「偶然ではなく必然」という言葉も私が大切にしている言葉の一つです。「偶然ではなく必然」を受け入れて、理解すると、自然に「ありがとう」イコール感謝の気持ちになります。

今になって思うと、私が小学校、中学校、と学校に通えていなかった事も、決して偶然ではなく必然だったのだと思えてきます。私が今まで経験してきたすべての事は、現在に繋がっているのだと思っています。これからもこの感謝の気持ちを忘れずに、色々な事にチャレンジして、たくさんの事を吸収していきたいです。

●勇気や希望を与えられる人に

元々、コミュニケーション術を会得するために始めた演劇だったのですが、将来はプロの女優になって、以前の私のように不登校やコミュニケーションがうまく取れなくて悩んでいる人達に、勇気や希望を与えられる人になりたいです。それが今まで私を支えてくれた家族や、たくさんの方々への恩返しになると思っています。

本日は本当にありがとうございました。

→受賞後のインタビューはコチラ

宮崎副校長から表彰状を授与される板倉さん


〜鹿島学園高等学校スピーチコンテスト〜

・開催日:2016年11月17日(木)

・開催場所:鹿島学園高等学校(全日制)体育館

・出場者総数:14名(全日制代表12名/通信制代表2名)

・賞:最優秀賞1名/優秀賞1名/3位1名/審査員特別賞1名

※年3回開催(各学期1回)の全日制・通信制共通イベントです。

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