日本で終身雇用が常識だったのは今は昔のようです。

どんな大企業あるいは安定していると考えられていた金融業界などにおいても、ある日突然に職場がなくなる、ということが十分に有り得る世の中になってきました。

企業に選ばれるのではなく、自分が選ぶ立場になれるように意味ある資格をとっておき、あるいは転職でステップアップを目指すなど、様々な準備をしておいたほうが良いでしょう。

とは言えども、会社に就職してすぐに転職を考えるというのはいかがでしょうか。

一定期間は（どれだけが適当かは個人によるでしょうけども）特定の職場で過ごすことによって、その職場の欠点を含めて貴重な経験、そして人生の資産になるのではないでしょうか。

朝日新聞の６月２日の記事によると、転職サービス「ＤＯＤＡ」の社会人１年目の４月の登録者数は、１０年前に比べ２９倍に増えたということです。

編集長によれば「「大企業に入れば安泰だと思わない若い人が増え、早い段階から真剣に情報収集をしているようだ」とのこと。

なるほど、真剣に転職先探しというよりも、まず万が一の場合に備えて保険をかけておく、ということですね。

ただ、転職志向が高くなっている傾向には変わりなく、いかに社員を定着させるか、企業も色々と知恵をひねっているようです。
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