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2017.10.03 ブログ

"キャラをつくる"って悪いこと?

先日、第5回目となる現代文演習を実施しました。

毎回継続して来られる生徒さんは文章を読み解く作業に慣れてきたようで、難しい言葉を自分なりに落とし込めようとする姿が見受けられています。良い調子ですね。

さて、今回は2016年センター試験にあった、土井隆義『キャラ化する/されるこどもたち』を取り組みました。「現代を生きる若者」として、皆さんにはかなり身近な問題として考えさせられる論であったと思います。

本文では、リカちゃん人形を例に、かつては憧れのアイドルとしてのイメージ・キャラクターであったのが、今ではミニーマウスといった別キャラクターにも変身することを挙げ、これは現代人にも共通することがあることを指摘しています。

皆さんは、家庭や学校、あるいは学校での特定のグループ内といった、さまざまな集団の中で、その場に合わせた「自分のキャラ」というものを意識したことはあるでしょうか。

この「キャラ」というものを演じている自分に、「本当の自分ではい」と感じたり、「自分と相手に嘘をついている」という気分になったことはありませんか。生徒さんの中にも、これで悩んだことがあるという話を聞きました。

しかしながら、本文ではこのキャラを演じあうことこそが、人間関係をうまくやりくりするための現代人の獲得した手段であるという風にポジティブなメッセージを投げかけています。

もはや、自分らしさ(アイデンティティ)は一貫した一つのものではなく、その場その場に合わせたキャラによって表現され、これこそが個性ともいえるのでしょう。

リカちゃんが、ミニーマウスの着ぐるみをかぶっていたって、やはりリカちゃんでしかないのです。けれど、ミニーマウスというキャラを演じるのは、一つの個性の表現ともいえます。

だからこそ、キャラを演じることについて後ろめたさを感じる必要はないと思います。ある意味、これは現代社会で生きていく技でもあるのです。

学校での顔、バイト先での顔、家庭での顔、それぞれ異なっても許されるものであるし、むしろ上手く使い分けることこそが賢い生き方かもしれません。

自分のキャラを上手く活用し付き合っていくことは、これから社会に出ていくために必要なスキルでもあるようですね。

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