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2017.09.18 今日の問題

政治について聞かれたら。



私の住む近所のご隠居さんは政治の話が好き。



ご挨拶程度の間柄なのですが、



地元の議員の悪口から、内閣や外交まで幅広い関心をおもちです。



意外なことに、教育の話も大好き。



老人会などでは教育の話題が盛り上がるそうです。



高齢者の政治の話といえば、なんとなく年金とか、地域活動とか、



自分たちの損得に関することが多いのかと思いきや、



実は、若い世代が安心して生きていける社会についても活発に議論することが多いそうです。









人と議論すると、ときに喧嘩になることがあります。



例えば、友達とランチするのにカレーかラーメンで意見が分かれ、



どちらも譲らなければ二人での食事は成立しないわけです。



AかBかで意見を比較することを二項対立などといいますが、



たいていの議論は二項対立の形にもってゆくことでゴングが鳴ります。











消費税は上げるか上げないか。



小学校で英会話が必要か必要でないか。



北朝鮮に対して圧力か対話か。



貿易の関税を自由化するかしないか。



原子力発電を増やすか減らすか。



といった二項対立はよくある議論で、ときに喧嘩のネタにもなります。











喧嘩するケースの多くは、損か得かといった利害関係も多いのですが、



実は「正義感」も大きな原因になったりします。



正義か悪か、といった二項対立になると、



どの位置に立つかによって意見は真逆になります。



難民を受け入れるか排除するか、



といった人権や差別に関する議論などにもよく見られます。











多くの高校生にとって、政治の話は苦手分野かもしれません。



政治の話は議論になりやすく、ときに喧嘩にもなったりして、避けたいテーマだと考えるのもわかります。



ですが、人と意見をぶつけあって、自分の価値観とは異なる意見があることを知り、



理解しようと努め、



喧嘩になりそうだと思えば譲り、



ここは譲れないと思えば相手の目をみて真剣に伝える努力をする、



こういった経験を十代でやってきたかどうかで、



考えが異なる人と、どのくらいの距離感が快適かを学ぶことができると思うのです。











自分の意見はこう。



あなたの意見はこう。



どうしてそう思うの?



こういう場合はどうだろう?



こうすればいいのかな?



そんな議論をすることによって、



じゃあ、専門店ではないけれど、



ラーメンとカレーがあるファミレスに行こう、



といった妥協案を提案し、



意見の異なる二人の決裂を避ける知恵を生み出せるかもしれません。















2017年9月18日(月)敬老の日

鹿島学園通信制学習センター東京池袋サンシャインキャンパス

崎山潤一郎

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