7月4日から、932円。



東京都の最低時給のことです。



時給はもうすぐ1000円になりそうです。



ちなみに、私が高校生の頃、池袋PARCOでバイトして、



最初の時給は400円。



時代は牛丼一杯400円だったので、



フリーターではなかなか生きていけない時代でした。



牛丼は今や290円。



アルバイト時給は1000円。



デフレで物価は下がる一方、



労働法が時給を押し上げ、



フリーターの給与が高卒社員の収入と並んだため、



就職して会社に忠誠を尽くすより、



自由度の高いフリーターを積極的に選ぶ人が増えたと思われます。



最近では給与だけでなく、



自分でモノを作り、販売して稼ぐことがわりと一般的になってきました。



スマホアプリ、ラインスタンプ、アイコン、キャラ、漫画、小説などのコンテンツ、



服、アクセ、雑貨などファッションアイテムの製作やリメイク、



ミニチュアガーデン、スイーツデコ、オリガミ、



などなど、新しい素材開発やフリマアプリなどの普及によって、



これからも盛んになっていくでしょう。











アルバイトに行き、時給1000円と交換に労働を提供することは、



自由度が高いようにも見えますが、



時給1000円と、月給150000円という言葉を比べてみれば、



生活の本質に大きな差があるようには思えません。



確かに、サラリーマンは借金がしやすく、



借金をしてもマイホームが欲しいという人は就職が必須ですが、



家にそれほど執着がなければ、就職する意味は見つけにくいかもしれません。







ただ、時給1000円あればなんとか生活できる、



は間違いではありませんが、



就職と比べて自由かどうかといえば、そうとはいえないかもしれません。



フリーターのリスクの大きさを想定したとたんに、



就職のほうが得、という結論を出す人も少なくありません。



就職は60歳までは仕事が保証される一方、



風邪をひけば収入が減るフリーターのリスクはよく言われていることです。











追いかける夢のある人の中には、



フリーターという生き方を選ばざるをえない人が多くいます。



リスクとして知っておくべきことは、



人に雇われるしか収入が得られないと不自由であるばかりでなく、



夢を追うことそのものが不可能になってしまいかねないこと。







現実的に収入の不安を軽減させるためには、



就職の選択肢があるかどうか検討してみること、



ものやサービスを作る、販売する、という技術と経験をつけること、



どちらも調べてみる価値はありそうです。



まずはGoogle 検索「就職」「フリーター」「手作り」「イラスト」などから始めてみましょう。

















２０１７年６月２５日（日）

鹿島学園通信制学習センター東京池袋サンシャインキャンパス

崎山潤一郎